やっぱり人は見た目が全て?外見で性格や能力が判断される!

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やっぱ人間中身でしょう!

「そうであればよい」「いやっ、そうであってくれ!」とどれほど思ったことでしょうか。

巷では「外見より中身を重視する」と言ったことも耳にしますが、残念ながら現実は残酷です。

人は見た目で相手のことを判断します。

外見で性格や能力を判断するのです。

今回は外見の重要性について、外見に関する研究と合わせて紹介します。






外見で人は性格や能力を把握する

カナダの心理学者カレン・ディオンが行った実験から、見た目が良い人の方が良く評価されることがわかっています。

  • 性格が良い
  • 社会的にも成功を収めるとみなされやすい

ディオンが行った実験の一つに、ある子供が行ったいたずらについて子供の写真付きのレポートを元に女子大生に性格や再犯の可能性などについて判定してもらったところ、重大ないたずらの場合は、かわいくない子供のほうが「より反社会的な性格を持っている」、「今後も同様のイタズラをする可能性が高い」と判断した、というものがあります。

つまりは、女子大生はルックスの良い子の方が性格が良いと判断したことになります。

この実験結果については、納得できた人もいるのではないでしょうか?小学生の頃のイタズラなどでも、容姿が整っている子の方が怒られ方が甘かったような気がします。

また、アメリカの心理学者シガールらが行った実験では、ある女性の強盗又は詐欺に関する犯罪記事を読んでもらい、刑罰の程度を判定してもらったところ、強盗の場合は、魅力的ではない女性は、魅力的な女性の約1.9倍の求刑年数という判決が下されました

一方、詐欺の場合はなんと逆の結果になっており、魅力的な女性の方が求刑年数が長かったのです。詐欺の場合は、外見の魅力を利用したことが悪質とみなされたことが原因と考えられています。

この結果からすると、裁判において外見で判決内容が左右される可能性があることになるので、そう考えると恐ろしいですよね?

流石に、実際の裁判官などの専門家は外見に判断が左右されないと思いたいです。少なくとも、人間は外見で物事を判断する性質があるという事実は認識したうえで判断してもらいたいですよね。

一部のケースでは、外見が魅力的な人の方が損をすることもありますが、様々な観点から見ると、魅力的な人の方が多くの場面で得をするようです。

何となくわかってはいても、実験結果で科学的に示されると、自分の容姿に自信がない人はがっかりしますね。

なぜ外見で人を判断してしまうのか

実験的にも、人は見た目で判断することを証明されていますが、なぜ外見だけで判断しまうのでしょう?

これは、「ハロー効果」が原因であると考えられています。

ハロー効果とは、ある対象を評価する時に、対象の持つ顕著な特徴に引きずられて、他の特徴についての評価に影響してしまうというものです。後光効果とも言われています。

ハロー効果は、必ずしも「外見が良いから性格もよい」のようにプラスに捉えられるわけではなく「目つきが悪いから性格も悪い」のようにマイナスに影響する場合もあります

人間が他人のことを判断する時、性格などの内面は短期間では判断することができないため、まず見た目からある程度判断することになります。

美男美女のように見た目が魅力的だと、最初の外見の段階で好ましい印象を相手に与えるので、ハロー効果で性格や地位などのその他の特徴も優れていると判断してしまうというのは、まあ仕方がないような気がします。

外見で相手の評価を操作

やっぱり見た目が全てか!」「人間は平等じゃない」ということが分かるだけでは面白くないですよね?

ハロー効果のように人を外見で判断してしまう人間の性質や心理について知る、ということは、同時に対策や応用を考えることができる、ということになります。

どうせ、人は見た目で判断するのであれば、自分で見た目を変えることで、相手の評価をこちらの思ったように操作してしまえばよいのです。

もちろん整形を推奨しているわけではありません。

幸いなことに、外見や見た目というのは、容姿やスタイルだけでなく、表情や姿勢、服装、清潔感といった雰囲気など様々な要素があるので、ある程度はコントロールすることができます。

しかも、相手の評価をプラスに変えることができれば、ピグマリオン効果により自分自身もよい結果を生みだせる可能性もあるのです。

ピグマリオン効果とは、人は期待されると、モチベーションや自信が高まるので実際に良い成果を出しやすくなることを指します。教師に期待されている子供は、実際に成績が良くなるというのが分かりやすい例です。

アメリカの刑務所で、常習ではない麻薬使用者の入れ墨や傷跡をきれいにする整形手術を行ったところ、整形手術しなかった者と比較して、麻薬常習者になる確率が明らかに減少したという事実があります。

入れ墨や傷跡があると、周囲に犯罪者のような印象を与え「どうせまた犯罪を繰り返す」と思われてしまい、社会に居場所がなくなってしまいます。その結果、本当に再び麻薬を使ってしまうのではないかと推察されています。

このように、周囲にどのように思われるかで、自身の行動にも影響がでてくるのです。

例えば、容姿がすぐれなくても優秀な人間の服装や仕草を装うことで、
周囲からできるやつと評価⇒自然とできる人間のように振る舞う⇒本当に優秀になっていく
、といったように、自分で相手の印象を操作し、自分を変えていくこともできるかもしれません。

おわりに

外見が魅力的な人の方が、結局人間的にも魅力的に見えてしまいますよね。人間の心理として、そのように人を評価するのでしょうがないとは思います。

しかし、この心理を知っているか否かでだいぶ違うと思いませんか?

知っていれば、自分が不利な評価を受けないように対策を取ることもできますし、他人をよりフェアに評価することができます。

私は心理学が最も面白い学問だと思っていますが、心理学を学ぶ良い点は、それを現実の生活の中に応用しやすいことだと思っています。

今回は外見に関する内容を紹介しましたが、他にも日常で役に立ち、生活に簡単に取り入れられる内容はたくさんあるので、興味がある人は学んでみて下さい。

また、今まで外見に無頓着だった人は、少し変えるだけで周囲も自分も変わるかもしれませんのでぜひ試してみて下さい。