こんにちは、リベルタです!
皆さんはオーディオブックを使っていますか?
オーディオブックは本を聞くことができるので、場所や環境を選ばずに読書できるメリットが受け入れられ徐々に広まっていますが、本や電子書籍に比べるとオーディオブック化されている書籍数は限られています。
オーディオブックの書籍数はどんどん増えてきており、メジャーな本などは音声化されているものの、「自分の読みたい本がオーディオブックになっていない」という場合もあるのです。
しかし、電子書籍化されている本であれば、iPhoneの機能を使えば簡易的にオーディオブックに化することができます。
そこで、今回は電子書籍をオーディオブック化する方法を紹介します。
- オーディオブックを試してみたい
- 音声読み上げ機能の使い道がわからない
- オーディオブックになっていない電子書籍を音声で聞きたい
iPhoneと電子書籍を組み合わせてオーディオブックにする
iPhoneの音声読み上げ機能
iPhoneには、画面に表示されたテキストを読み上げる「スピーチ」という音声読み上げ機能があるのでこれを使います。
読み上げ機能を使うには「設定」⇒「一般」⇒「アクセシビリティ」⇒「スピーチ」を選択します。
「画面の読み上げ」をオンにします。その下の「内容を強調表示」をオンにすることで、読み上げている個所がハイライトされてわかりやすくなります。
これでiPhoneのスピーチの設定は完了です。
スピーチのその他の設定
その他のスピーチの機能については深く触れませんが簡単に紹介します。
- 選択項目読み上げ:選択した領域の文字だけを読み上げます。電子書籍の種類によっては、選択項目の読み上げは使えないことがあります。
- 入力フィードバック:文字入力時にiPhoneがテキストを分析し、スペルミスなどのテキストの修正や候補を読み上げる機能です。
- 声:読み上げる声の「言語」「声質」を変更できます。
- 読み上げ速度:読み上げ速度を調整できます。コントロールバーでも調整できます。
- 読み方:登録した文字の読み方を設定できます。
選択項目の読み上げ、入力フィードバックなどは、入力した文章の確認などに向いている機能かと思います。
電子書籍と音声読み上げを組み合わせてオーディオブック化
スピーチの設定をオンにした状態で、電子書籍を開き、2本の指で画面上部から下にスワイプすると、コントロールバーが表示され読み上げが開始されます。
コントロールバーで、「再生/一時停止」「戻る/進む」「遅くする/早くする」が調整できます。
また、「<」を押すか、読み上げ中に画面をスクロールすると、コントロールバーを縮小化することがもできます。
これで、電子書籍を簡易的なオーディオブックとして聴くことができます。
電子書籍のオーディオブック化のメリット、デメリット
書籍数が豊富
オーディオブックのサービスでは多くても2万冊程度ですが、電子書籍は数十万冊あるので10~20倍違います。
電子書籍の中には漫画なども含まれているので、単純に読み上げ可能な書籍のみの比較ではありませんが、それでも現段階では電子書籍の方が数は多いです。
そのため、オーディオブックのサービスにはない作品でも、電子書籍にあればオーディオブック化して聴くことができます。
テキストを見ながら音声を聴くことができる
オーディオブックのサービスでは、テキストの情報は見ることができません。
しかし、電子書籍をオーディオブック化すれば、同じ本を「読む」「聴く」の2通りの方法が可能です。
特に、語学や資格の勉強、自己啓発などは、音声を聴きながら文章を見ることができるので、学習効果を高めることができます。
また、図表や絵などが挿入されている作品などは音声向きではありませんが、電子書籍を見ながら聞けば理解しやすくなります。
オーディオブックのナレーションほど聴きやすくない
iPhoneに搭載されている機能を使うので、機械的な音声で声の抑揚が少なく小説などの物語系の作品には向いていません。当然、聴きやすさではプロのナレーターの朗読にはかなわないのです。
ドライに音声として聞く機能だけで十分という人であれば問題ありませんが、作品として本を聴きたいという人にはこの機能は向いていません。
オーディオブックのサービスの方が良いと思います。
オーディオブックサービスより操作性が悪い
テキスト画面を見ながら操作できることは良いですが「スリープ機能が付いていない」「表示速度が数値で表示されない」「他のデバイスと再生箇所を共有できない」など、機能が揃っていません。
ちょっとしたことではありますが、よく使う人ほどこの操作性の微妙な差が気になってきますので、使いやすさも求める人はオーディオブックのサービスの方が良いでしょう。
おわりに
iPhoneのスピーチという機能を使って、電子書籍を簡易オーディオブック化する方法を紹介しました。
- メリット
- 書籍数が豊富
- テキストを見ながら音声を聴くことができる
- デメリット
- オーディオブックのナレーションほど聴きやすくない
- オーディオブックサービスより操作性が悪い
私はオーディオブックのサービスをメインで使っていますが、学習する場合はやはり音声だけでは難しいので、電子書籍と音声読み上げを組み合わせています。
それぞれの特徴を把握して、自分の目的、用途によって使い分けてみてはいかがでしょうか。