ブログに最適な文字数ってどのくらいなんだろう?
ブログを書いている多くの人が疑問に思ったことがあると思います。
『文字数が少なすぎると、コンテンツ不足や情報量不足だと取られてしまう?』
『文字数が多すぎると読みにくい?』
そんなことを考えてしまうと、何か文字数の目安となるものが欲しくなってしまいますよね?
そこで、今回はブログの文字数について解説します。
ブログの最適文字数は
文字数を気にする意味は
そもそも、なぜ文字数を気にするのでしょうか?
答えはシンプルです。
多くの人にブログを最後まで読んでもらいたいからです。
では、読んでもらうためになぜ文字数に気を使うかというと、大きく二つの理由があります。
- SEO対策で上位に表示されたい
- 記事を最後まで読んでもらいたい
なるべく記事を見つかりやすい状態にする、最後まで読み切ってもらう、の両方に文字数は関係してくるからです。
何文字ならいいの?文字数の基準
結論から言うと「ベストな文字数は記事による」というのが正解だと思います。
文字数に着目するとつい忘れがちですが、文字数を気にする理由は、多くの人に記事を最後まで読んでもらう、という目的を達成するためです。
実際に人気記事を見てみると、文字数は意外とバラバラだったりします。しかし、目的は達成しているので、その記事にとってはその文字数が正解となるのです。
また、記事の内容やジャンルやよっても、最適となる文字数は変わってきます。
自分が人の記事を読んでいる時を考えてみて下さい。
検索して自分から情報を取りに行くときなどは、文字数が多くても情報さえしっかり載っていれば最後まで読むのではないでしょうか。
一方、ちょっと気になった関連記事を何となく読んでみた場合は、あまりに文字数が多くてよみにくかったりすると途中で読むのが面倒くさくなってしまいます。
文字数だけを気にするよりも、内容に見合った分量でわかりやすい文章であることの方が重要なのです。
しかし、それでもどのくらいの文字数目安なのかといった情報は知りたいですよね?
そこで、以下の部分で文字数の目安とできそうな情報を紹介していきます。
SEO対策からみた文字数
SEO対策を考えると、文字数は多いほうが良いと言えます。
文字数が増えると文章内のワードが増えるため、検索時に表示されやすくなり、検索からの流入増が期待できる、といったロングテールSEOに効果的なのです。
例えば、自分で「WordPress ブログ 重い」とキーワードに設定して記事を書いたとしても、「表示、遅い、ワードプレス」などの類似のキーワードが他にもあります。
しかし、文字数が少ないと、自分の設定したキーワードを意識して文章を書くと思いますので、類似のキーワードが文章内で使われる頻度は少なくなってしまいます。
記事を求めている読者は、ピンポイントであなたの設定したキーワードで検索してくれるわけではなく、類似のキーワードで検索することもあります。しかし、類似のキーワードが全く含まれていないと、その読者を逃してしまうことになるのです。
一方、文字数が多くなり文章量が増えると、同じキーワードを繰り返しすぎても不自然となるので、自然と異なる言い回しをつかうようになり、類似キーワードも含まれるようになってきます。
その結果、類似キーワードで検索した読者に見てもらいやすくなるのです。
では、ロングテールSEOを効果的に活用するためには、最低何文字必要なのでしょうか。
これについては、実際に検索で上位表示されている記事を分析してみるしかないのですが、私が検索してみた感じでは、短い記事でも1000文字以上はあるように思います。
また、メインのキーワードとは別に類似のキーワードも使うとなると、短い文章では難しいので、最低でも文字数は1000文字程度はあったほうがよいと思います。
そのため、1000文字以上というのが一つの目安になるのではないでしょうか。
読者を意識した場合の文字数
読んでもらえる記事を書くためには、押さえておかなくてはいけないポイントがあります。
- 必要情報を盛り込む
- 他者に教えたくなる(SNSで拡散)、他の記事も読みたくなるようなインパクトを読者に与える
- 読みやすい文章でまとめる
①の必要情報と、②の読者に対するインパクトを持たせるためには、必然的にある程度の文字数が必要になってくるので、やはり最低でも1000文字程はあったほうがよいと思います。
一方、③の読みやすい文章という意味では、文字数が多いことはマイナスにもなります。
ダラダラと長い文章より、短くて簡潔にまとまっている文章の方が読みやすいため好まれるのです。
上記で最低1000文字程度はあったほうが良いとは書いていますが、内容が薄い文章で文字数を増やせばよいというわけではありません。
では、文字数の上限目安はどのくらいでしょうか?
これは3000文字程度を上限の目安にすればよいと思います。
現在では、情報やコンテンツが溢れているので、いつでもどこでも簡単に情報を得ることができます。そのため、隙間時間などの短い時間で見ることができるコンテンツの需要が高い傾向があるのです。
youtubeを参考にすると、3分程度の短い動画の再生数が多いという傾向があり、更に短い1分程度の動画の再生数も増えています。
この3分程度の需要が高いということをブログに当てはめて考えてみます。
日本人が小説などを1分間に読める文字数は約400~600ですが、ブログ記事の場合だと、小説と比べて簡単な文章で書かれており、太字や修飾文字を中心に強調部分を流し読みされることが多いので、1.5倍の600~900文字程度は読めると考えられます。
それを元に3分で読めると文字数を考えると、1800~2700字となるので、最大文字数の目安は3000字程度とすることができます。
youtubeのような映像を好む視聴者と、ブログの読者では文字数に対する感覚は違うかもしれませんが、一つの情報にアクセスして立ち去るまでの時間と考えてみると、参考になるかもしれません。
QUARTZカーブを参考にする
米国のニュースメディア「QUARTZ(クォーツ)」では、デジタルで読まれる記事の文字数に関して「Quartzカーブ(クォーツカーブ)」と呼ばれるものを活用しています。
簡単に説明すると、米国の新聞記事は700語程度の記事が多いが、QUARTZの分析では500語以下または800語の記事が良く読まれるといった結果になったため、QUARTZでは700語という中途半端な語数の記事ではなく、500語以下の短い記事か800語以上の長い記事に特化している、ということです。
このQuartzカーブをブログに応用してみます。
英語のワード数を日本語の文字数に換算すると、英語200ワードが日本語400文字程度に相当するそうです。
参照 「株式会社ジェスコ」
そのため、500語が約1000文字、700語が1400文字、800語が約1600文字となります。
700語程度が読まれにくいと考えると、日本語の文字数換算では、1000~1600文字程度の記事は避けた方が良いという事になります。
これは米国での英語のニュース記事の話なので、単純に日本のブログ記事で同じことが言えるわけではないと思いますが、中途半端な文字数の記事は良くないという点では、参考にできるかもしれません。
まとめ
結論からいうとブログの文字数に正解はないと思います。
記事のジャンル、内容によって必要な文章量は変わってきます。必要な情報が含まれた上で、その記事が一番読みやすい文章で書かれた時の文字数が最適文字数となるからです。
ただ、いくつか文字数の目安にできそうな情報もあるので、それらをまとめると1600~3000文字程度になるので参考にしてみて下さい。
- ロングテールSEOを考えると1000文字以上
- 記事内に必要情報、読者に対するインパクトを持たせることを考えると1000文字以上
- youtubeのボリュームゾーンである3分程度で読めることを文字数を考えると3000文字以内
- Quartzカーブを日本語ブログに当てはめると、1000文字以下、1600文字以上