猛暑を利用して自宅でなんちゃって岩盤浴!暑さをポジティブに考える

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今年の夏は暑い!毎年言っている気がしますが、本当に暑いですよね。

気象庁のHPによると、7月の東京の平均気温は、2018年の7月7日までで27.7℃となっていますが、最近ではさらに気温が高くなっているので、平均気温が30℃を超えるかもしれません。

2000年以降で東京の7月で最も暑かったのが28.5℃なので、過去最高を更新しそうですね。
参照 気象庁HP「観測開始からの毎月の値」

さて、最高気温が35℃を超えるような日は、室内は40℃近くに達することもあります。

実際に、猛暑の日に外出から帰ってきて、閉め切っていた部屋の温度を確認してみると、温度計は39.4℃を表示していました。

「サウナかよ!」

思わず誰もいないのに突っ込んでしまうほどです。

ただ、その時同時に閃きました。

『サウナまではいかなくても、岩盤浴くらいの暑さはあるんじゃね?もしそうなら家で岩盤浴できるじゃん!

私は岩盤浴が好きなので、一時期はかなり頻繁に岩盤浴に行っていました。実際、わざわざ遠出してまで岩盤浴に行く人はたくさんいます。しかも温泉より少し割高な場合が多いにも関わらずです。

そんな岩盤浴が手軽に家でできたら、お金も時間も節約できて一石二鳥ですよね?

そこで、今回は、「岩盤浴とは何ぞや?」「家で岩盤浴をするために必要な条件」について調べてみましたので紹介します。






岩盤浴とは

岩盤浴とは

岩盤浴について、Wikipediaには次のように記載されています。

岩盤浴(がんばんよく)とは、温めた天然石や岩石を加工したベッドの上で横になって汗をかくサウナ形式の風呂の一種で、「お湯の要らないお風呂」などとも呼ばれている。

……

床に敷き詰めた天然石を、温水もしくは電熱により加熱し、発生する遠赤外線を利用した温熱施設である。

Wikipedia「岩盤浴」

その他の紹介サイトについても同様の内容のことが書いてありますが、ポイントとなるのは「鉱石を加熱し発生する遠赤外線を利用した温浴施設」ということです。

なぜこれがポイントとなるかは後ほど説明します。

岩盤浴の特徴

岩盤浴の特徴としては次の項目が挙げられます。

  1. 温度は約40℃:35℃~50℃くらい
  2. 湿度は50~80%
  3. マイナスイオンが発生:鉱石の過熱により発生
  4. 遠赤外線を利用:鉱石の温水もしくは電熱による過熱

温度と湿度は施設によって異なりますが、岩盤浴用の石を熱することで発生する遠赤外線の効果により、体を温める、血流をよくすることで、健康や美容に良いとされています。

また、同時に発生する(とされている)マイナスイオンも、心身に対するリラックス効果があるとされているところもあります。

似たような施設にサウナがあります。サウナにも様々な種類がありますが、一般的に普及している乾式サウナは温度が80~100℃、湿度が10%程度高温低湿なので、低温高湿な岩盤浴とはその点が違います。

サウナは身体の表面から温めるのに対し、岩盤浴では身体の深部から温める点が異なるとされているのです。

自宅でなんちゃって岩盤浴の条件

では、実際に岩盤浴を自宅でやるために「岩盤浴に必要な各種の条件」を確認してみましょう。

温度、湿度

真夏の日本で、部屋を閉め切った室内でしたら、岩盤浴の温度(約40℃)、湿度(湿度50~80%)の条件は問題なくクリアできます。

日本の湿度が高い夏で考えると、こちらが意図してなくても、自然と条件を満たしてしまう可能性もあります。

マイナスイオン

マイナスイオンは岩盤浴に必須の条件かどうかはわかりませんが、岩盤浴の利点の一つとして挙げているサイトが多く見受けられるので、一応必要な前提で話を進めます。

マイナスイオンの効果は

しかし、マイナスイオンについてはその効果について懐疑的な報告も多くあります。

マイナスイオンは身体・精神面で様々なプラス効果があるとされていますが、マイナスイオンが作用する科学的なメカニズム、効果に対する根拠についてはほとんど明確になっていません。

明治大学科学コミュニケーション研究所「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」では、最も証拠としてレベルの高いメタ分析などを含めて様々な観点からマイナスイオンを評価していますが、最終的には、「限定的な効果は認められるものの、効果を支持する科学データはほとんどない」といったように締めくくられています。

そのため、私もマイナスイオンの効能効果に対しては信用していない部分もありますが、効果がないことも証明されていないので、中立的な立場を取ることにします。

「効果がないこ」「存在しないこと」など「ない」ことを立証することは極めて困難なので、結論は出ない可能性もありますが、プラスの効果が証明されることも考えられるので、期待したいと思います。

マイナスイオンの発生メカニズム

マイナスイオンの発生方法は、大きく2種類に分けることができます。

  1. 放射線や落雷などのエネルギーにより空気を「電離」させることで発生させる方法
  2. 滝などのように水を破砕させる方法

マイナスイオンの発生を謳っている家電製品の大部分は、電圧などのエネルギーを加えてマイナスイオンを発生させる1.の方式となっています。

2.の方法は、自宅のシャワーなどでも十分できます。

そのため、自宅でマイナスイオンを発生させる場合には、

  1. マイナスイオンを発生させる家電を用いる
  2. 風呂場でシャワーを浴びる

といった2種類の方法を選択することができますが、場所を選ばないという点からは、マイナスイオンを発生させる家電を用いたほうが便利かもしれません。

遠赤外線

岩盤浴で最も重要な要素といったも間違いないでしょう。

鉱石を熱することで発生する遠赤外線を利用して、身体の内側からじんわり温めることこそが岩盤浴なんですから。

自宅で岩盤浴をしようとする場合の一番のネックは、鉱石を準備することです。

J.K.Pla Corpration」というところから、岩盤浴マットとして、「ドクター玉川岩盤浴マット」なるものが販売されているようですが、約19万とかなり高額なので一般の人は中々手に入れることはできないでしょう。

ただ、ここで少し考えてみて下さい。

遠赤外線を発する物質であれば、鉱石である必要はないですよね?

本当に鉱石じゃなくてはいけないのでしょうか?他に遠赤外線を発生させる物質はないのでしょうか?

実は、鉱石である必要はありません。

遠赤外線を発生させる物質

非営利一般社団法人の遠赤外線協会」によると、遠赤外線をよく放射する物質というのは、遠赤外線をよく吸収する物質だそうです。

そして、遠赤外線を良く吸収する物質とは、水、天然および合成樹脂、ゴム、塗料、木材、繊維、紙、ガラス類……と様々な種類に及び、金属以外のほとんどの材料が該当します。

要するに、金属以外のほとんどの物質が遠赤外線を発生させるということになります。

各種物質の遠赤外線の発生量

ほとんどの物質が遠赤外線を発生させると言っても、遠赤外線の発生量が異なるんじゃないか、と思った人もいるかもしれません。

結論から言うと、確かに鉱石は遠赤外線を発生しやすいですが、他の物質と大きく差はありません。

実際に、各種素材の遠赤外線の放射率を測定した研究では、プラスチックや紙でも40~50℃の範囲において鉱石といったセラミックスと同等以上の遠赤外線が放出されるという結果になっているのです。

参照 長崎県窯業技術センター研究報告「各種素材の遠赤外線放射率の特徴

なぜ岩盤浴には鉱石が使われているの?

遠赤外線を発生する物質は鉱石以外にも沢山あるうえ、発生量も大差ありません。

そのため、岩盤浴の遠赤外線による温浴効果を得るのは鉱石である必要はないのです。

では、なぜ、岩盤浴には鉱石が用いられているのでしょうか?また、遠赤外線を発生する器具などもセラミック系の材料が用いられているのはなぜでしょうか?

その理由は、鉱石などのほうが耐熱性が高いからです。

紙やプラスチックなどは、高温にさらされ続けると変形したり劣化したりしてしまいますが、セラミックスは安定なのです。

熱を与えて遠赤外線を発生させるので、耐熱性に優れているほうが使い勝手が良いのです。

自宅で遠赤外線を発生させるには

特に何も準備する必要はありません。

家に使われている素材が温まると、鉱石と同様に遠赤外線が発生します。

自宅で岩盤浴の条件まとめ

これまでの条件をまとめると、猛暑を利用して自宅で岩盤浴をするための条件は次のようになります。

  • 場所:浴室又は閉め切れる部屋
  • 温度、湿度:約40℃、50~80%
  • マイナスイオン:マイナスイオンを発生させる家電を用いるか、浴室でシャワーを流す
  • 遠赤外線:自然発生

当然、猛暑を利用しなくてもエアコンなどで室内を温め、高湿にできれば年中「自宅でなんちゃって岩盤浴」は可能になります。

ただ、注意してほしいのは、40℃近い温度に部屋を長時間保つことで何かしらの部屋の部材が劣化するリスクがあるということです。

その点を考慮すると、浴室の方が安心ですが、いずれの場合も試す場合は自己責任でお願いします。

また、岩盤浴化をしていない部屋ではエアコンをつけておく、すぐ涼める場所が近くにあるなど、岩盤浴をする際の注意事項をクリアしていることも確認しておいて下さい。

考え方でプラスにもマイナスにもなる

猛暑では何もしなくても体力を奪われ、熱中症などの「リスク」にばかり目が行き、「身体を温めること、汗をかくこと」といったメリットに関しては気にも留めません。

同じような条件である「岩盤浴」は、メリットを期待してお金を払ってまで利用しますが、猛暑と同じような「リスク」について注意を払っている人は少ないでしょう。

しかし、どちらも条件は似ていて、猛暑は自然発生的に生じる岩盤浴は人工的に作られている、といった点が異なるくらいです。

そのため、猛暑を「一種の岩盤浴」と思い込み、適切に休憩や水分補給しながら利用することで、岩盤浴と同じ効果が期待できます。

要するに、条件が似ているのだから本人の考え方次第でプラスにできる可能性があるということです。

猛暑は体力的にはかなり厳しいですが、猛暑を避ける、防ぐといった後ろ向きな対応よりも、猛暑を利用する、といった前向きな対応を検討することで、猛暑に対する感じ方もポジティブにすることができると思います。

「暑いのは苦手」と思うのではなく、「汗をかくことでデトックスできる」のように猛暑をプラスに考えて、夏を乗り切りましょう

まとめ

自宅でなんちゃって岩盤浴をする方法を紹介しました。

岩盤浴には、健康維持、アンチエイジング、美容、ダイエットと様々な効果があるとされていますが、そんな岩盤浴が、猛暑で室内温度が上がることを利用すると自宅で簡単に体験できるので、ぜひ試してみて下さい。

実際に私も「自宅でなんちゃって岩盤浴」を試してみましたが、岩盤浴と同じような効果が一定はあると感じました。

ただ、「岩盤浴してる」「デトックスしてる」という雰囲気が整えられない、温湿度条件が天気次第、といった欠点もあるので、改良しながら暑い夏を乗り越えたいと思います。