どうも、リベルタです!
社会人になってから、更に上のステージを目指すために自己啓発を始めようと思っている人もいるのではないでしょうか。
優秀な人というのは、ほぼ例外なく何かしらの自己啓発をしているものです。
ただ、自己啓発を思い立った時に迷うのが、
「何から始めればよいのだろう?」
ということです。
自分の苦手分野や伸ばしたい能力が明確になっている人は迷わないでしょうが、そうでない人も多いはず。
私も自己啓発を思い立ったはいいものの、何から手を付けてよいか悩んでいました。
そんな「自己啓発を考えているけど何から始めればよいかわからない」という人には「速読」がお勧めです。
今回は、私が速読を進める理由についてお話しします。
- 自己啓発に興味があるけど何から始めていいかわからない
- 速読のメリットについて知りたい
自己啓発には読書は欠かせない
まず、「自己啓発」という言葉だけ聞くと怪しいセミナーなどをお思い浮かべる人もいるかもしれませんが、簡単にいうと「自分を成長するための活動」を指します。
自分を成長させるためには新たな考え方や知識を取り入れることが必要なので、講演会やセミナーに参加したりする方法もあるでしょう。
しかし、最も手軽に行えるのは読書です。費用も安く、時間や場所を選びませんので、いつでもどこでも知識のインプットができます。
そのため、自分を成長させるには読書は欠かせないと言えるでしょう。
速読とは
読書の効率化の手段が速読
さて、そんな読書ですが、ただ適当に読めばよいというわけではありません。
読書にもいくつかテクニックがあり、その中の一つが速読です。
自己啓発を始めた人の中には「仕事の効率を上げる方法を学びたい」と考えている人もいると思います。
効率化を学ぶのであれば、当然、その手段である読書も効率よく行いたいですよね。
読書における効率化が「速読」なのです。
速読とは本を速く読むこと
速読といったら、どんなことを思い浮かべるでしょうか。
『本当に文字見えてるの?』という速さで本をバーッと何度もめくりながら読む、フォトリーディングをイメージする人もいるでしょう。
私も最初は「速読」にはそんなイメージがありましたが、この記事ではそう言った特別な技術は扱いません。
「速読=通常より速く本を読むこと」で、飛ばし読みしながら要点を拾っていくことを指します。
「なんだ、その程度の速読か」
と思われるかもしれませんが、あまりに速い速読は「本を読んでいること」のではなく、「本を読んだ気になっている」だけかもしれないのです。
フォトリーディングは効果がない?
フォトリーディングとは、毎秒1ページを超えるスピードでページをめくり、文字を読むのではなく本の内容を映像として取り組むという技術です。
『フォトリーディングができたら勉強とか楽勝だろうな』と思っていましたし、『そんな超人的な能力を備えた人と競争したら勝ち目ないな』とか色々考えていましたが、どうやら、フォトリーディングの有効性については科学的根拠は乏しいようです。
カリフォルニア大学の速読に関するレビュー論文では、「本を読む速さと理解度(精度)にはトレードオフの関係にある」と結論付けられています。
参照 「So Much to Read, So Little Time: How Do We Read, and Can Speed Reading Help」
そのため、繰り返しになりますが、この記事内の速読とは、要点をかいつまんで拾っていける程度の速度で読書することを指します。
上記のレビュー論文でも、「完全に理解するのではなく、中程度の理解であれば速く読むこともできる」とされています。
速読を身につけることを勧めする理由
集中力の訓練になる
集中しないで速読することは難しいです。
それこそ、集中していない速読は読んでいる気になっているだけでしょう。
しっかり本の内容を頭に入れようとすると、誰かの話を聞きながらといった別の作業と並行することはできません。
自然と集中して取り組むようになります。
そのため、速読を行うことは集中力を鍛える訓練にもなります。
限られた時間を有効に使える
社会人になると、自分の自由に使える時間というのは限られてきます。
「時間がない」は、社会人の悩みランキングの上位に絶対入ってくると思います。
それくらい時間は貴重なので、効率的かつ有効に使うことは大切です。
そして、速読は、文字通り速く読むことなので、時間の節約になります。
また、自然と集中するようになるので、「短時間に集中する」という最も効率的な学び方をすることができます。
必要な情報を読み取る力が付く
「本の読み方」関連の書籍で共通している読み方のポイントは「目次にしっかり目を通してから読み始める」ということです。
これは、本の全体像を掴んだ方が、内容を理解しやすくなるからです。
速読では、より短時間で読みながら内容を理解しなくてはいけなくなるため、目次に目を通すことはさらに重要になってきます。
加えて、「この本の趣旨は何か」「どこに重要なことが書いてあるか」ということを意識しなくては内容が理解できなくなってくるので、本の読み方も効率的になります。
また、速読することで、通常の読書よりも多くの本を読むことができます。
同じジャンルの読書量が増えると、共通する部分が何度も出てくるので、何が本質的に重要かということも分かってくるようになります。
目の運動になる
パソコン業務が中心の人は、目が疲労していると思います。
ただでさえスマホの普及で目を酷使することが増えているので、本なんか読みたくないと思うかもしれません。
しかし、速読は、普段使わない目の使い方をするので、適度な目の運動になり眼精疲労の軽減に役立つ可能性あります。
実際、速読を練習していたら、眼精疲労による肩こりや頭痛が軽減したという報告もあるようです。
ポイントは、画面が小さいスマホなどの出電子書籍で読書するのではなく、紙の本を用いることです。
私が速読を練習していて、一番驚いたのはこの目の疲労回復です。
普段、パソコン作業がメインで、スマホをいじるという癖がついていたので、常に目が疲れているような状態でしたが、気持ち軽減したような気がします。
視力が良くなる系の本で推奨している目の動かし方とも似ているからだと思います。
視力の回復効果までは信じていませんが、インプットと同時に目の体操もできると思えば一石二鳥です。
ただ、速読しすぎると、逆に目が疲れるという報告もあるようなので、自分の体と相談しながら調整してください。
おわりに
読書は「精読」と「速読」を組み合わせることが大切です。
しかし、普段あまり本を読んだことがない人がいきなりじっくり本を精読しようとしても、途中で飽きて最後まで読めないでしょう。
そのため、まずは理解度が多少下がってもいいから、大まかな内容だけを理解する速読から始めることをお勧めします。
また、沢山の本を読んだ方が語彙力が増え読書スピードや理解力も上がってくるのことが分かっています。
まずは、沢山の本を効率に読むための速読を身につけましょう。