通信速度が劇的に改善!ゲーミングルーターの選び方を初心者向けに解説!

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この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

オンラインゲームをしていると、通信速度やタイムラグが気になったことがある人も多いのではないでしょうか?

ハイスペックなPCを使っているのになぜ・・・となっている人もいるかと思います。

もしかしたら、通信環境が問題かもしれません。

どんなにゲーミングPCの性能が良くても、通信速度が遅くてはPCの性能を活かしきれませんよね。

今回は初心者向けのゲーミングルーターの選び方を紹介しますので、購入を検討している方は是非チェックしてみてください。

ゲーミングルーターとは

オンラインゲームの最適化を目的に作られたルーターで、一般的なWi-Fiルーターと比べて通信速度や安定性が高い点が特徴となります。

FPSなどの通信ラグが勝敗に影響するようなゲームでは、必須のアイテムといっても過言ではありません。

また、その他のゲーミングデバイス同様、見た目がスタイリッシュで一般のルーターと異なるデザインのものが多いのが特徴です。

ざっくりまとめると、性能的には一般的なWi-Fiルーターの上位互換がゲーミングルーターと考えて問題ないと思います。

ゲーミングルーターの選び方

処理能力:ルーター性能

一般的にCPU性能が高いほど多くの処理を安定して行うことができ、CPUの処理能力は「コア数」でおおよその判断をすることができます。

高性能なゲーミングルーターが欲しい場合は、コアを2つ搭載した「デュアルコア」や、コアを4つ搭載した「クアッドコア」といったマルチコアを選択しましょう。

複数の作業を行う場合は、単独のコアより複数のコアを搭載しているモデルのほうが作業を分担して行うことができるため処理が早く安定します。

通信速度

通信速度は「○Mbps+○Mbps」という形で記載されており、数字が大きいほど通信速度が速いことを表します。

目安としては「2400Mbps+500Mbps以上」のモデルがお勧めです。

途切れにくさ:タイムラグ

タイムラグの計測には「ping値」と呼ばれる数値を使い、ping値が低いほどタイムラグは少なくなります。

そのため、ping値を最適化できるルーターや数値が計測できるモデルを選ぶのがお勧めです。

pingの値は通信環境によって大きく変わりますがおおよその目安はあります。

50ms以下:スムーズにゲームができる

30ms以下:快適にオンラインゲームが楽しめる

接続方法

通信の速度、安定性といった観点では有線のほうが優れていますので、ゲームをする際は可能な人は有線接続するほうが好ましいです。

ただ、ルーターの近くにゲーム機を設置できないなど事情がある人も多いと思いますので、その場合は無線接続を検討するようにしましょう。

有線:ゲームの通信を優先できるもの

有線のほうが障害物や電波干渉を気にしなくていいので安定した高速通信が可能です。

更に、有線の中にはゲーム専用のLANポートを備えており、ゲームの通信を最優先できる商品もあるので、通信環境の快適さを求めるならゲーム通信を優先できるタイプも検討してみてください。

無線:規格と周波数帯、接続範囲

Wi-Fiを使った無線接続なら、「通信規格」と「周波数」、「接続範囲」をチェックしましょう。

通信規格

通信速度に関わるため、通信規格は要チェックです。

Wi-Fiには規格がいくつかあり、最新のものは「Wi-Fi6」となります。

Wi-Fi6の最大通信速度は前規格のWi-Fi5の約1.5倍となり、有線接続に匹敵する速さがあるとされているためなるべく新しい規格のものを選ぶようにしましょう。

ただ、PCやゲーム機などの接続する機器もWi-Fi6に対応している必要があるので注意しましょう。

接続機器に「Wi-Fi6」または「IEEE 802.11ax」という記載があればWi-Fi6に対応しています。

周波数帯

通信の安定は周波数の種類によって異なるため、自分の環境によって適した周波数に接続することが重要になります。

ざっくりルーターからの通信機器までの障害物が多ければ2.4GHz帯の周波数、少なければ5.0GHz帯に接続すればOKです。

2.4GHz

電波が遠くまで到達するため障害物に強いですが、同じ周波数を使う機器が多いため回線が混雑しやすいといった特徴があります。

5.0GHz

電波干渉に強くて安定して接続できますが、障害物には弱くつながりにくくなることがあります。

トライバンドの検討

ゲーミングルーターのなかには、2.4GHz帯と2つの5.0GHz帯を使い分けられる「トライバンド」に対応している製品が登場しています。

5.0GHz帯の1つをゲーム専用にすれば、回線の混雑が発生せず安定した高速通信ができるようになるので、多くの機器でWi-Fiを使用している人は「トライバンド」対応のWi-Fiルーターも検討してみてください。

接続範囲

ルーターから離れた場所で使う場合は、以下のような機能も検討してみましょう。

ビームフォーミング機能

複数の独立アンテナがあるルーターでは、向きを変えることでWi-Fi電波を飛ばす向きを調整できます。

そのため、ルーターから離れた場所で使う場合などは重宝します。

レンジブースト機能

障害物があってもWi-Fiがより広い範囲まで届くようになります。

ゲーミングルーターを選ぶ際の注意点

基本的には通常のWi-Fiルーターの上位互換というイメージで問題ないのですが、高性能な分、サイズが大きく高価なものが多いです。

特にサイズに関しては、設置スペースにも影響しますので、ルーターを選ぶ際は注意しましょう。

お勧めゲーミングルーター

ゲーミングルーターにもPCのように、エントリーモデルのようなお手軽のものからフラッグシップのようなハイスペックのものまであります。

人によって最適なルーターは変わってきますが、ゲーミングルーターの導入はゲーム以外への恩恵も大きく、通信によるストレスをなくすことができることを考えても投資する価値はあります。

また、将来的にはより低遅延が求められるゲームがどんどん出てくる、IoT化が進んでいく、といったことなどを考えると、個人的にはハイエンドモデルの購入がお勧めです。

まとめ

ゲーミングルーターにまでこだわる人は、すでにPCやモニターのスペックなどは検討したうえで、ルーターを検討している人が多いのではと思います。

そんなある意味マニアみたいな人であれば、中途半端なスペックを検討するのではなく、ハイエンドを検討するのもありかと思いますので、お財布と相談して検討してみてください!