「ブログの導入の書き出しって何を書けばよいかわからないから適当に書いてる」
あなたのブログはそんな状況になっていませんか?
もし、適当に書いているのでしたら、あなたはかなりの損をしています。
ブログの導入は、読者が記事を読んでみようかどうかを判断する大切なパートで、見出しと同じくらい大切です。
見出しと導入文に、ブログ執筆の時間の8割を費やしても良いとすら私は思っています。
読んでもらうブログを書くためには、絶対に外せないポイントです。
「そんなことを言われてもどうやって書き始めればよいかわからない?」という人もいるかと思います。
そこで、今回はブログの書きだしに使える4種類の方法について紹介します。
書き出しで悩んでいる人は、自分の記事に取り入れられそうなものがないか参考にしてみて下さい。
ブログの導入に使える4種の書きだし
共感できる疑問を投げかける
読者の悩みや問題を提示するといった方法です。
- 「夏までには痩せたい!だけど食事制限はしたくない!」と思ったことはありませんか?
- ブログのアクセス数が伸びなくて悩んでいませんか?
この書き出しのポイントは、ターゲットとなる読者に対して、自分も同じ悩みを抱えている、または悩みが理解できることを示して共感・信頼してもらうことです。
読者自身が感情移入しやすい記事の方が読者は読んでくれます。
また、書き出しの中に、自分の失敗談などの実体験を盛り込むことも有効です。
読者に「わかる!」と思ってもらえたら記事まで読んでもらえるでしょう。
インパクトのある言葉や文章を載せる
強烈な実績を示す
普通の人では達成できないような実績を示して注意を引く方法です。
- 1年でフリーターから年収1000万になりました。
- 私はある方法で1カ月で10kg痩せることができました。
この書き出しのポイントは、実績をわかりやすくするために具体的な数値を載せることです。
例えば、「私は会社を辞めて1年でお金持ちになれました」だと、お金持ちの定義が分かりません。
それよりは、「私は会社を辞めて1年で年収1000万を超えました」の方が、筆者のことをより具体的にイメージしやすくなり、読者が引き込まれやすくなります。
宣言する
強烈な宣言をして、読者の注目を集める方法です。
有名なところでは、ライザップの「結果にコミットする」や、最近ではドミノピザのミッション20ミニッツ「20分配達保証。時間内に届かなければ1枚無料!」といった宣伝文句があります。
これらのフレーズや文章を書き出しに持ってくるという方法です。
- この記事に書いてあることを実践するだけで、あなたは1週間で疲れない身体を手に入れることができます。
- あることをするだけで、毎日の残業がなくなります。
この方法の特徴は、何よりも注目を集めやすいという利点があるので、読者は気になって記事を読み進めてくれる可能性は高くなります。
しかし、内容が伴っていなくてはいけないという、非常に高いハードルがあるので、使いどころは選ぶ必要があります。
読者の期待を裏切らないような内容の記事を書ける場合は、かなり有効な方法になるので、是非試してみて下さい。
定説や常識を否定する
通説を否定することで、注目を集める方法です。
- 疲労の原因物質と思われていた乳酸ですが、実は乳酸は疲労を軽減する働きがあったのです。
- スマホの使い過ぎが問題視されていますが、スマホが普及してから、作業効率が2倍になったというデータがあるのです。
新しい発見や研究、知見などに関する記事を書く時に使える書き出しです。
いきなり答えや正解から書き始めるのではなく、従来の説を否定するという書きだしから始めることで、「従来の説は何が正しくなかったの?」といった読者の興味を駆り立てることができます。
有名な言葉の引用を使う
世間にで広く知られている映画や小説、漫画などのセリフや文章を使う方法です。原型が分かる程度に少しアレンジを加えても構いません。
- 私は告白に失敗したことがない。ただ、20人の相性の合わない女性を見つけただけだ。
(原文:私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。by トーマス・エジソン) - 「あきらめたらそこで試合終了ですよ」俺はその言葉を思い出し、20回目のダイエットに挑むのであった。
有名なセリフや良く引用される文章というのは、あまりに素晴らしいため思わず使いたくなる人が多いから広く知れ渡るのです。
その文章のパワーを借りるという方法です。
当然、引用した文章は人を惹きつける力が強いですが、もし読者の知っている引用や、好きなセリフであった場合、さらに食いつきは良くなることでしょう。
何それ?どうゆうこと?と続きを読みたくなるような文章を書く
全てを語らず、含みを持たせた文章にする方法です。
- あの時、○○という本に出合っていなければ、今の私はなかったと思う。
- 予感めいたものなど、何一つなかった※。
(※東野圭吾「秘密」の冒頭文引用)
小説やライトノベルなどの冒頭の書き出しにもよく使われます。
あえて、「何それ?」「どうゆうこと?」と突っ込みどころを残すことで、「続きが気になって読みたい!」と読者に思ってもらいやすくなります。
あまりに含みを持たせすぎても、答えがしょぼいと「えっ!それだけ?」と読者はがっかりしてしまい、その瞬間に別のサイトに行ってしまいます。
過剰な表現になりすぎないように注意しましょう。
書き出し:「あの時、○○という本に出合っていなければ、今の私はなかったと思う。」
今の私とは:「毎朝早起きができる今の私になったのだ」
ストーリー形式にする
自分の経験などを書き、読者に共感してもらえるようなストーリー形式の書き方。
- 私は太っている。痩せたいと思い、数多くのダイエットを試したが、まったくうまく行かなかった。
そんなある日、私はダイエットのモチベーションを維持するために、思い切って前から欲しかったブランド物の高価な服を買った。一回り小さいサイズだ……
ダイエットの記事の場合は、上記の例のように、自分の状況をストーリー仕立てで書くと、同じような境遇の読者は共感してくれる可能性も高くなります。
「○○して後悔した5つのこと」「誕生日にイラッとした彼氏の行動」のように、悩みを抱えている読者が、『自分だけじゃないんだ!』と共感を求めるような記事に有効です。
情報をメインに求めている読者からしたら、うっとうしい導入だととられかねません。記事の内容によっては適していない場合もあるので注意してください。
まとめ
ブログの導入に使える4種の書きだしを紹介しました。
- 共感できる疑問を投げかける
⇒読者に、共感・信頼してもらうのがポイント - インパクトのある言葉や文章を載せる
⇒人が注目するような文章から始める。「強烈な実績を示す」「宣言する」「定説や常識を否定する」「有名な言葉を引用する」などの内容に分けられる。 - 何それ?どうゆうこと?と続きを読みたくなるような文章を書く
⇒あえて突っ込みどころを残すことで、読者の関心を引く。 - ストーリー形式にする
⇒情報ではなく、共感を求めるような記事に向いている。
記事の内容によって使いやすい種類も変わってきますので、自分のブログのスタイルに合わせて試してみて下さい。
応用編
書き方の種類はわかったけど、導入を全体としてどうやってまとめればよいかわからない?
という人は、今回紹介した導入の書き出しを、コピーライティングの3つの手法に当てはめた書き方を、以下の記事でまとめているので良かったら参考にしてみて下さい。