ブログ、SNS、HPって何が違うの?各メディアの違い、特徴を解説

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この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

今更ですが、SNSとブログとHP(ホームページ)の違いって分かりますか?

昔はHPしかなかったので、迷うことはありませんでした。

しかし、ブログが登場して、どんどん機能が追加されおり、今やHPと同じようなことができます。

また、SNSも急激に普及しており、ブログとSNSの役割の違いを理解していない人もいると思います。

そこで今回は、ブログ、SNS、HPの違いについて解説します。

ブログ、SNS、HPとは

それでは、各メディアの特徴について解説していきます。

SNSとは

SNSSocial Network Serviceの略で、Facebook, Twitter, Instagramなどが該当し、次のような特徴を持っています。

  • 人と人とをつなぎコミュニケーションを楽しむサービス。
  • フロー型メディアと呼ばれている。投稿は時系列で表示され新規投稿が目立つ形になり、古い投稿は画面の下に流れていく。
  • 新規投稿の価値は高く情報拡散率能力も高いが、古い投稿はほとんど見られることはなく検索エンジンからのアクセスも難しい。
  • 自分から検索しなくても、タイムラインに次々新着投稿が掲載されるため、受動的に情報が得られる。

HPとは

HP(ホームページ)は企業・個人などのウェブページで、最初に表示されるページのことですが、ウェブサイト全般を指すこともあります。

  • ストック型メディアと呼ばれており、追加投稿された情報は蓄積されていく。検索エンジンからのアクセスもできる。
  • 基本的には最初にトップページいき、そこから必要な情報にアクセスすることを想定した形で作られており、各情報にアクセスしやすいように分類毎にまとめて配置されている。
  • 情報の拡散力は低い。情報を探すためには自分で能動的に検索する必要がある。

ブログとは

ブログは「ウェブ(web)を使ったログ(log)」である「ウェブログ(weblog)」の略称で、自分の意見や感想などの論評を記録(log)したwebサイトのことを言います。

  • HPとSNSの中間的な位置づけ(HP寄り)で、ストック型メディアに分類される。
  • SNSのように時系列に記事を表示することもできるが、過去の記事も検索可能。HPのようにトップページから分類した各ページに飛ぶことも可能。
  • SNSはコミュニケーションツールであり、自分の考えや感想などが中心で必ずしも情報を載せることはない。一方HPは情報が中心となる。ブログは情報+考えや感想であることが多い

ブログ、SNS、HPの違いや、使い分けは

ブログ、SNS、HPの違い

それぞれの違いをまとめると次のようになります。

  HP ブログ SNS
メディア形態 ストック型メディア ストック型メディア フロー型メディア
内容 情報メイン 情報+感想や考え 感想や考えメイン
情報は薄くなっていまう
情報への
アクセス
・分類分けして整理され
ており、各情報へのアク
セスは容易

・検索エンジンとも相性
が良いが、能動的に検索
しなくてはいけない

・分類分けして整理する
ことも、新規投稿の優先
表示も可能

・検索エンジンとも相性
が良く、受動的にアクセ
スさせることも可能

・カスタマイズしやすい

・新規投稿が目立つ形で
表示

・検索エンジンとは相性
が悪く、過去の情報への
アクセスはしにくい

・受動的に情報が得られ

情報の寿命 ×
情報の拡散性 ×

主な特徴だけまとめてみると、ブログが、HPとSNSの良いとこどりができるので万能のように感じますが、必ずしもブログがベストではありません。

例えば、情報を短期で通知、拡散するのであれば、SNSの方が圧倒的に優れています。

ブログでも、新着通知を送る設定はできますがデフォルトで備わっているSNSにはかないませんし、ブログはどちらかというとHPのように検索でのアクセスがメインになるので、SNSほどリアルタイム性、拡散性はありません。

また、HPと比較すると、HPの方がデザインのカスタマイズ性は高いですし、何かビジネスを行う場合であれば、「自社のブログ」より、「自社のHP」のほうが信頼性が高く、社会的信用があると考えている人は多いです。

ブログ、SNS、HPの使い分け

この記事を見ている人は、それぞれのメディアをビジネスへ応用しようと考えている人だと思いますので、ビジネスに応用する際の使い分けの例を紹介します。

SNSは集客用とし、ブログやHPと併用する

SNSは情報のリアルタイム性や拡散性に優れているため、最も集客に適しているメディアになります。

しかし、SNSだけで全てを完結させることは難しいです。

検索からの流入も期待できないですし、ユーザーが情報へアクセスしやすいメディアではありません。

そのため、SNSはあくまで集客用として使い、ブログやHPへ誘導するという方法が効果的です。

HPは特化型のサイト

HPに訪れるユーザーは、検索から来るケースがほとんどなので、商品の購入やサービスの契約に前向きになっている状態です。

その中で、自分にどんなメリットがあるのか、信頼できる相手なのか、といったより詳しい情報を求めています。

よってHPを作る場合は、次の点に注意したサイト構成が必要です。

  • 一つのジャンル、テーマに特化したサイトにし、関連した製品やサービスを掲載する
  • 商品やサービスなどの情報、成約ページをわかりやすい位置に配置し、簡単にアクセスできるようサイト構成は単純にする
  • 詳しい情報を載せる

また、HPの場合は集客力が低いので、SNSと組み合わせて使うべきです。

ブログは幅広いテーマで

ブログの場合は、読者がHPほど商品の購入やサービスの契約に前向きでなく、何か役に立ちそう、面白そうなものがあったら検討しようかなといったケースも多くなります。

そのため、なるべく読者のアンテナに引っ掛かるように、幅広い記事を展開することが効果的です。

面白そうな記事が多ければ、それだけ成約につながる可能性が上がるので、アクセス数を上げることが重要です。

HP同様、SNSと組み合わせたほうが効果的ですが、ブログの場合は単体でもそれなりに集客が見込めますので、必ずしもSNSと併用する必要はありません。

おわりに

ブログ、SNS、HPにはそれぞれの特徴があります。

自分の目的によって効果的な活用の方法は変わってくると思いますので、各メディアの特徴を理解し、最適な使い方を検討してみて下さい。