こんにちは、リベルタです!
普段はあまりだらだらTVをつけておくことはないのですが、たまたま日テレの「深イイ話」で、アイドルの密着ドキュメントをやっているのを見かけました。
私はアイドル情報には疎く、特に興味があるわけではなかったので、何となく流し見していたところ思わず引き込まれて最後まで観てしまいました。
そして、かなり強い衝撃を受けました。
『自分の目標のためにこんなに努力しているアイドルの娘もいるんだ!!』
番組内ではSKE48の須田亜香里さんのドキュメントが流れていたのですが、感心させられた点、見習わなくてはいけない点が山ほどありました。
正直、アイドルがどれくらい努力しているかを全く把握してなかったので、他にも努力している人もいるかもしれません。
私のアイドルに対する印象は、
『アイドルの世界は競争も激しく不安定で楽な世界ではないだろうな』
と漠然と思っている程度でしたが、私の想像のはるか上でした。
これまでは、アイドルの追っかけなどのファン心理を不思議に思っていたのですが、本来自分勝手である人間が、大金を使ってまで他人を応援したくなる気持ちが少し分かった気がします。
そこで今回は、そんなSKE48の須田亜香里のドキュメントを観ていて感じた、目標を達成するために必要な考え方を紹介します。
アイドルから学んだ目標達成に必要なこと
自分の限界を自分自身で勝手に作らない
アイドルに重要な資質として「人を惹きつける」ことが挙げられます。
そして、周知の事実のように、魅力的であればあるほど人を惹きつけやすく人気が出ます。
これは科学的にも明らかになっています。
しかし、番組で紹介された須田さんは、名前を検索にかけると検索予測で「ブサイクすぎる」「なぜ人気」などのワードが上位に表示されるようで、容姿が取り立てて優れているタイプのアイドルではないようです。
それでも、総選挙で2位になるほどの人気を得ているのです。
これはかなり凄いことです。確かに、人を惹きつける要素は外見だけではありませんが、外見が占める割合というのはかなり大きいです。
圧倒的に不利な状況から始めないといけないにも関わらず、諦めずに握手会でのファンサービスなど自分ができる最大限の努力をすることで結果を勝ち取っているのです。
これは素直に感心してしまいました。
そして、自分の身の周りに当てはめて考えてみると、私たちが如何にちょっとしたことで自分の可能性を狭めているかがわかります。
例えば、高卒で大学行ってないからと学歴を理由に学ぶことを諦めている人、文系だから技術的な内容は理解しようとしない人、年齢を言い訳に新たな挑戦を渋る人など、様々な人がいるはずです。
確かに、大卒の人の知識に追いつくのは大変かもしれません、理系の専門的な知識は理解するのに時間がかかるでしょう、年齢を重ねると安定思考になっていきます。
しかし、自分の目標のために必要な手段であるならば、スタートで多少不利な状況だったとしても取り組むべきなのです。本気で取り組めば、いくらでも方法はあるはずです。
それなのに、ちょっとした不利な状況に置かれているだけで、
『自分には無理だ』
と思ってしまうのです。自分で自分の限界を決めてしまっているのです。
これは私自身も、年齢を理由にスポーツ選手の夢を早々と諦めたことがありますが、今思えば自分で可能性を狭めていたんだと思います。
自分ができる最大限の努力をすることで道が開ける可能性もあるのだから、自分自身で可能性を狭めてはいけないのです。
目標の中に具体的な人間関係を組み込み、優先順位を付ける
人と同じ方法では勝負できないと思った人が独自のやり方で成功を収めると、必ずと言っていいほど周囲から非難されたり妬まれます。
須田さんも、ファンを大事にしたりすることが「媚びている」と取られ、「メンバーから嫌われていた」と語っていました。
「メンバーから嫌われている」ということが自分の耳に入ってきたら、努力の方向性を変えようと思ってもおかしくありません。
しかし、彼女の場合は、周囲の批判にも負けず続けたことが成功に繋がったことは間違いありません。
嫌われることを恐れたり、人目を気にすることで、目標達成の妨げになる可能性があるのです。
そこで、私が思ったのが、自分の目標の中に「達成したい人間関係の目標もあらかじめ作っておき優先順位を付ければ良い」ということです。
例えば、「トップアイドルになる」というわかりやすい目標だけではなく、「メンバーとは良好な関係を保つ」といった目標を立てます。
そして、「トップアイドルになるための努力」と「メンバーと良好な関係を保つ」のどちらかしか選択できなくなった場合は、どちらを優先するか順位付けをし、自分の最優先の目標のためには、他の何かを諦めることを選択するのです。
私たちは、目標を立てたらあたかも個人の問題で自分だけで完結できるように感じているかもしれませんが、大抵の場合周囲の人間も関係してきます。
例えば、「出世する」といった目標では、出世競争を繰り広げた友人やライバルとの人間関係が悪化してしまう可能性もあるのです。
しかし、そういった周囲の人間関係もあらかじめ考え、優先順位をつけておくことで、変に中途半端な行動をとらなくて済むようになるのです。
よく周囲の評価を気にすることを「人目を気にする」と言いますが、「人目」という抽象的な単語が良くない気がします。
須田さんの例でいうと、「人目」というのはメンバーが該当したとします。その場合、人目を気にして「知名度がなくて売れないけど、メンバーとは仲が良い」のと、人目を気にせず「メンバーとは仲が悪いけど何万というファンに好かれている」というのではどっちが良いでしょう。
後者を選んでも不思議はないです。
最終的な自分の目標達成のことを考えたら、周囲の数人の評価は無視するという選択肢もあるはずなのです。
「周囲の人間」や、「人目」というと沢山の人間の事だと思ってしまいますが、冷静に絞り込んでいけばほんの一部の人たちである可能性もあります。
人間、全ての人に好かれることはできません。家族などの一部の大切な人に嫌われなければ他の何人かに嫌われても、目標を優先するという考え方もありなのです。
しかし、そのことを事前に考慮しないと、周囲の雑音で中途半端になるので、あらかじめ人間関係の目標も作っておいて優先順位をつけておくと、自分の態度が明確になると思います。
自分自身で選択肢を狭めている
番組内での須田さんの紹介キャッチコピーが「アイドルの光と影 やりすぎ?プロ意識?」となっており「努力を気づいてもらえる様な見せ方」「すっぴん披露」「部屋の公開」など様々な工夫を凝らしている様子が紹介されました。
アイドルらしくないと捉えられる部分も分からなくはありません。
しかし、私は、番組を見ている範囲内では「プロ意識?」のほうだと思いました。厳密には、仕事としての意識ではなく、自分の目標のための手段を選択しているのだと感じました。
自分のやりたい事、目標がしっかりしていれば、選択肢にこだわる必要がないと思います。
しかし、これを自分達の生活に当てはめてみると、私たちは無意識に自分の選択肢を狭めていることに気づきます。
最近では、大手に努めるサラリーマンなどの立派な大人が、Youtuberのことを「くだらない動画しか作っていない」と表面的に批判して、youtubeで稼ぐことを馬鹿にしたりすることもあります。
ただ、考えてみて下さい。
そのサラリーマンが大手に努めているのは何のためでしょう?
お金を稼ぐため、自分を成長させる、肩書を得る、様々な理由や目的があるでしょう。
では、それはyoutubeでは達成できない目的でしょうか?
人気youtuberであれば、サラリーマンより大金を稼ぐこともできます。知名度も芸能人並みに高い人もいるくらいです。動画の撮影内容によっては、自分の自己啓発も十分できるはずです。
冷静に考えれば、自分の目的を達成するための手段としてyoutubeを用いることを考えてもいいはずなのに、勝手に除外してしまっているのです。
しかも、「youtubeで顔を晒してくだらないことをやるなんてリスクが高い」なんて言ったりしますが、それはリスクとメリットを天秤にかければいいだけの話です。
よく考えもせず一方的に否定するのは、かなりもったいないことをしていることになるのです。
「アイドルが媚びるなんて」「くだらない動画で稼いで何になる」と自分の価値観だけで見下して勝手に選択肢を減らしているのは自分自身なのです。
しかも、こういう見下している人に限って、いざ同じことをやってもできなかったりします。
自分の最終的な目的や、優先したい目標は何なのかを考え、そのために必要な手段を考えたほうが様々な選択肢を柔軟に取り込むことができます。
自分の可能性や選択肢を勝手に狭めていないか自分に問いかけてみて下さい。
おわりに
須田さんのドキュメンタリーを観て、私が感じ取ったことを中心に書いているので、須田さん自身の考えとは沿わない部分もあるかと思います。
それでも多くのことを感じることができましたし、自分なりに学ぶべき部分が沢山見つかったのはかなり有益でした。
前向きに努力している人は参考にできる部分が沢山ありますので、自分の可能性を勝手に狭めないように。これからもどんどん取り入れていきたいと思います。
最後まで読んでいただき有難うございました。