長く生きるために健康に気を使い、ジムに行って定期的に運動したり、食事に気を使っている人も多いと思います。
しかし、そんなことより「考え方(思い込み)の方が大事である」と言われたらどうでしょう?
にわかには信じられないかもしれません。
ただ、多くの研究や調査で、考え方が寿命に影響するということが報告されているのです。
健康に気を遣うこと=長寿ではない
長生きするために、有効な取り組みといったらどんなことが思い浮かぶでしょうか?
「正しい食生活」や「適切な運動」等が挙げられると思いますが、必ずしもそれは正しくありません。
なんと、「定期的に運動し、禁煙、食事制限など健康に気を使っている人と、好き勝手に生活している人の平均寿命の差は4年未満である」という報告もあるのです。
また、実際に100歳以上の人の毎日の習慣の中には、長寿には逆効果では?と思ってしまうようなことも含まれています。
- ドクターペッパー3缶
- ボウル一杯のアイスクリーム
- グラス一杯のワイン
- ベーコン
もちろん、上記は極端な例ですが、健康に悪影響と考えられるような行動をしても長生きしている人は沢山いるのです。
長寿の人に共通する考え方
食生活や運動よりも長生きのために大切かもしれないこととして、その人の「考え方」があります。
当然次のような疑問が湧いてくると思います。
- 本当に考え方なんて寿命に関係するの?
- 具体的にどんな考え方をすれば長生きできるの?
そこで、考え方で寿命が変わるといういくつかの調査や研究があるので紹介します。
よく笑い、肯定的である
アルバートアインシュタイン医科大学の研究より、100歳以上の数百人の研究対象者の多くに共通する性質として「笑う事」「肯定的である」を重視していることが分かりました。
理由としては、ネガティブだと免疫機能が低下することが原因ではないかとされています。
確かに笑うことで免疫機能が活性化するといった報告もあるため、ポジティブな感情を抱いている人の方が長生きできるのかもしれません。
年を取ることをポジティブに捉える
イェール大学の20年にわたる研究では、中年期に年を取ることをポジティブに捉えている人は、ネガティブに捉える人より、平均寿命が7.6年も長いという報告がされています。
人間年を取ることは避けられないので、それをネガティブに捉えると、常にネガティブな感情を抱くことになってしまうからと推察されます。
ストレスを健康阻害要因とみなさない
現代ではストレスを避ける生活はほとんど不可能といっていいくらいストレスに溢れています。そして、ストレスが元で病気になったりと、ものすごいマイナスイメージを持っている人も多いでしょう。
しかし、ストレスを「自分を成長させるために必要な事」の様にポジティブに捉えることで、寿命に影響するという調査もあります。
アメリカでの調査では、ストレスを感じている人のうち「ストレスは健康に悪い」と考えている人は、「ストレスは健康に悪くない」と考えている人より死亡リスクが43%も高くなったという結果になっています。
人を信用する
デューク大学が15年かけて行った研究では、55歳以上の人で「人を信用できる」と思っていたいた人達の方が、「人は信用できない」と思っていた人より、15年後の生存率が20%も高かいということがわかっています。
人を疑ってばかりいるようでは、長生きできる可能性が下がってしまうようです。
まとめ
簡単にまとめると、物事をポジティブに考えることができる人は長生きしやすい傾向にあるようです。
要は人生を前向きにとらえて楽しんだ方良いということだと思います。
「考え方」というのは目に見えませんので軽視しがちですが、かなり重要な事だと思います。
物事についてどのように考えるかで、その物事から受ける影響は変化するのです。
大抵の人は長生きしたいと思います。
そのために、せっせとスポーツジムに通ったり、健康食品に手を出したりとしていると思いますが、「本当に運動なんて効果あるの?」「健康食品は効果があればラッキー」といった考え方では効果は期待できません。
そんなことより、自分の物事に対する考え方などを前向きに変える方が大切かもしれません。
いきなり考え方を難しいですが、お金もかからないし、誰でもできる事なので、長生きしたい人は早めに試してみてはいかがでしょう。